日別アーカイブ: 2023年6月22日

138,熱中症について

地球の温暖化で暑くなると毎日のように熱中症の注意が出ます。実際、患者も出ています。お医者様から熱中症について話されるのを聞いて私が大切と思うことが欠けていると思うことがあるので書かせていただきます。人の体温は36度前後に保たれています。この熱は内臓の化学反応で作られると思うのですが最近の人は少し低温の方が増えていると聞きます。おそらく食生活の問題だと思います。食生活が悪いと消化器官の働きが悪くなり施術するために触れると内臓が硬くなっているのが解ります。それと最近は個人主義の方が増えて人間関係が難しくなってストレスの多い社会の中で内臓の働きが弱る方も多くなりました。このように現在は食生活の問題とストレスが原因で内臓が弱り、そのために筋肉にもさまざまな症状が出ています。そして、その内臓と筋肉の硬結が血液やリンパの流れを妨げて体温の調節が難しくしています。施術して内臓や筋肉が柔らかくなると患者さんは身体が温かくなったと言われます。筋肉の硬さは分りやすいのですが内臓の硬さについては気付いていない方がほとんどでしょう。この硬くなっている部位は血流やリンパの流れが悪いために流れが遅くなって外気の影響を受けやすくなると私は考えています。特に血流の改善は患者さんには分かりやすく「暖かいものがスーと流れた。」と言われます。体温はこうして調整されていますので血流の良い人は血液は一定の温度で流れるために暑い時には血液が内部から冷やす働きをします。ですから熱中症にも血流の良い方はかかりにくいと考えています。ただ内臓の硬結は自覚がないために分かりにくく、触診をしない現在の医療では判らないでしょう。しかし、私の経験では体の一部には異状が出ていますのでそれが解れば内臓の硬結はすぐに判ります。血液検査で異常なしと言われた方にもたくさんの方にあるのを施術で経験しました。こうした体の硬結は血流を妨げるので高血圧の原因になるのは誰にも理解できるでしょう。血圧は下がるのが当たり前と思っています。