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129,家庭は人格形成の場

子供は親を見て育ちます。127にも書いたようにオオカミに育てられた子供がオオカミになったように親の責任は重いのです。日本は戦後、素晴らしい經濟成長をし、当時はエコノミックアニマルと言われていました。バブル崩壊後約30年、経済成長は低迷していますが多くの日本人の意識は経済中心の意識のまま継続し苦しむようになっているように思います。その意識の親が増えていますので今の子供たちはお金中心の価値観を持つ子供になりました 。日本の道徳が教えられなくなりました。学校の先生も「命よりもお金が大切です。」と教える先生がいるそうです。私はバブルの崩壊後は新しい国の在り方を築く時期だと思うのですが現実には何も変わっていませんが兆しはあります。家庭は最も小さな社会です。子供は家庭の中で人格の基本ができるのですがお手本になるのが両親なのですが現在の親は親としての在り方が教えられないために優しい友達親子のように思う親が多いと聞きます。昔の家庭の多くは三世代が同居するのが普通でしたが経済が豊かになり親子だけの家庭<る人が増えました。三世代の家庭には組織の在り方が学べる規律秩序があったのです。祖父母がトップで父母がその下に、そして子供は両親のすることを見て学ぶのです。子供は親の言うことよりも行動を観ているのですから知識を学んで子供を教育しても子供は言うことを聞きません。物質世界は規律秩序で成り立っています。私たちは宇宙の中で生かされています。地球は太陽系の中にあり、規則正しく運行しています。それが狂うと人間も地球も存在できないでしょう。人間には自由意志が与えられているからと言って何でも許されるものではないのです。そのために法律や道徳があるのです。しかし、真理の基盤が無いので為政者によって変わるものです。それでも法律が無いと国は維持できないのです。社会の基盤である個々の家庭が現在,情報過多によって振り回されています。その原因として核家族が増えたために経験のない不安な心の親が多いように思います。その親から育てられた子供が大人になった現在、情緒不安なうつ病など精神疾患の人が増えています。自殺者も多いのです。政治家の人はお金で解決できると思っているようですがお金は毎日のように金利も株価も変動します。心はいつも揺れているのではないですか?家庭の中で父親は明確な目的を持って生きる姿勢、母親はいつも安心して受け止めれる優しい頼れる親になれば子供の未来は明るいものになると思います。そのような家庭が増えれば善い国や社会になると思います。人は知識よりも経験が大切です。